屋根改修工事


朝日町某工場の屋根改修工事ですが、屋根の老朽化に伴う雨漏りを防ぐため既存のスレート屋根上に折板屋根を被せるカバールーフ工法による改修工事を行いました。ただ屋根面積がおよそ2540㎡と規模が大きいことから予算等の都合により工期を分割し2023年に第一期工事を行い、2024年に第二期工事をする計画とし実施しました。

改修前のスレート屋根状況です。元々立地的に強風を伴いやすい臨海地域であるため台風等の風水害リスクが高い場所ですが、老朽化により数多くのヒビ割れが散見され、これまでも幾度となく部分補修が行われてきたものの当然経年劣化は止まりません。
工場内に保管されている商品が濡れると著しい損害が発生するため、今回工事を進める話となりました。
第一期工事

施工場所の都合上、お隣の会社敷地をお借りして荷揚げすることとなりました。
ご厚意により十分な広さをお貸しいただき非常に助かりました。
この場をお借りして、改めてありがとうございました!



スレートの上から折板を一気に張り進めていきます。平場は面積が広いほど施工スピードは速くなります。元々ある明かり窓は折板と同形状のポリカを被せることでで明かりを確保しました。
軒先は折板形状の軒先金物だと非常に高価なものになります。
なので費用を抑えるため同色材にて板金加工をした軒先役物を取付としました。
ケラバは台風等強風による破損を考慮し押え金物にて強固に固定しました。

第二期工事

一年の時を経て第二期工事を実施しました。
今回は施工箇所的に自社敷地内にて荷揚げ工事を行えましたので、なにかと気が楽でしたw
当然安全第一ですが!



前回工事と同様に屋根材を一気に張り進めていきます。
そして前回見送っていた天井換気扇の塗装を今回屋根材と同色にて全箇所行いました。
一年越しの第二期工事を終えたことにより、これにて全工事完了となりました。
昨今の異常気象の常態化・留まることを知らない物価の上昇のなかで、先を見据えた改修工事は非常に効果的であり、工事を後回しにするとその差はどんどん開いていきます。
リスクを最小限にし、最大限の効果を生むためには早期改修工事は欠かせない投資だと最近つくづく思います。